小樽蜃気楼(しんきろう)サイトへようこそ!

★2023年高島おばけシーズンは終了。ただ、条件がそろえば季節に関係なく発生する。暖かく、波や風が穏やかな日は石狩湾周辺の風景をチェック!(気温と海水温の差が8~10℃程度超)

-----【今シーズンの総括】-----

超大規模蜃気楼は発生しなかったものの、中~大規模クラスは3~4件発生。主なもの以下

■6月27日、朝里海岸から石狩湾新港~厚田方面、沖合の船舶、高島岬周辺が蜃気楼化(中規模)

■6月15日、銭函海岸から小樽・高島岬やトド岩、祝津の街並みが蜃気楼化(中~大規模)

■6月12日、朝里海岸から銭函工業団地~石狩湾新港・厚田方面の海岸線が蜃気楼化(中~大規模)

■5月17日、小樽祝津方面から石狩湾新港タンク群が蜃気楼化(中~大規模)。今シーズン初。

 

◆ユニークな蜃気楼(=高島おばけ)画像を楽しみたいなら、札幌蜃気楼写真館・本館 サイトへどうぞ!

◆年別蜃気楼(=高島おばけ)画像を見たいなら、 札幌蜃気楼写真館・別館 サイトがよいかも。

◆特大蜃気楼発生時の傾向と特徴を知りたいなら、札幌蜃気楼写真館・1号館 サイトが参考になるよ。

 

蜃気楼が発生しそうな時、周辺の気象データをWebの地図上で表現しグラフでデータ推移もわかるように調整した。右のURLをクリックすると閲覧可! https://egao39.web.fc2.com/e-mirage/index.html

いろいろな高島おばけ

当サイトでは、北海道小樽市近郊で見られる自然の神秘、光の屈折現象しんきろう(=蜃気楼)を紹介します。

地元では、この春型の蜃気楼を「高島おばけ」と呼びます。

 

江戸時代末期から確認されていたこの蜃気楼は、全道一歴史が古く、近年、『春の風物詩』として地元の新聞やテレビのほか、全国ネットでも紹介されるようになりました。

 

この蜃気楼は、突然、姿を現したり、消えたり、形を変えたりすることから地元では、オバケと呼ばれ、たびたび見られる地域の名をつけ『高島(の)おばけ』という名称で知られています。石狩湾で発生する蜃気楼の代表格で北海道の宝物の一つです。

ところで、初めて「高島おばけ」を見た人は、『あれ~』とか『え~っ、おもしろい~』という声をあげます。この自然のおりなす不思議さを多くの方に楽しんでしていただければと思い、当サイトを立ち上げました。ちなみに、この蜃気楼が出やすい時期は、4月中旬~7月初旬頃までです。

球形タンク群の高島おばけ
石狩湾新港の球形タンク群(2014.6.3)

まずはともあれ、当サイトで、『高島おばけ』の予備知識を仕込んでみてはいかがですか?

 

右画像は、小樽対岸に見える石狩湾新港のタンク群の見え方の違い。右端に見えるモスグリーン色の球形タンク(約32m)が、通常の3倍近く伸び上がり、まるでツボや花瓶のように見えます。これが短時間で激変するからおもしろいのです

 

他にも、岬などの地形や貨物船・フェリー、小型船舶、建造物や家々、木々などの形も変わります。ぜひご自分の目でー!

 

尚、企業・学校・学習塾、または制作・編集プロダクション等で高島おばけ(=上位蜃気楼)画像を活用されたい方は、フォームメールにてご連絡ください。


管理者が「高島オバケ」を目撃した場所(青マーカー)とその対象(ピン)

小樽中心部より円表示(10Km毎)。マーカーをクリックすると場所や画像を表示。(青マーカー:観察場所 ピンマーカー:対象)地図を拡大・縮小して確認するとわかりやすい!

観測に便利なように以下に「観察メモ」と「おすすめ観側地点マップ」 [駅から徒歩20分以内] (PDFファイル)をご用意いたしました。ダウンロードしてご活用ください。

観察メモ
高島おばけの発生条件や観察記録をとる際に参考になります
memo.pdf
PDFファイル 191.3 KB
おすすめ観察地点マップ
小樽で観察するのによい地点の簡略地図です
walking_map.pdf
PDFファイル 497.9 KB

高島オバケ(=蜃気楼)の特徴 - 2010~2018年の全記録(85件)より ー

石狩湾で発生した蜃気楼の2010~2018年までに発生し、記録したデータをもとに、R言語+shiny+rCharts+NVD3などにより作成しました。

 

●新たに分かったこと

  ・4月に発生する「高島オバケ(=蜃気楼)」は昼前後に発生する傾向がある。
  ・5月・7月は朝から夕方までばらけている。

  ・6月は午後から発生することが多い。

●今回、数値で確認できたこと(感覚的にはわかっていたこと)

  ・小樽側で発生する高島オバケ(=蜃気楼)の風向きは「北東~東」に集中している。

  ・手稲・石狩側では「北~東」、または「北西」方向からが断然多い。

  ・大規模蜃気楼が発生するときは、ほぼ風速2.5m/秒以下、海水温との温度差8度以上である。

 

上記の結果を、以下に紹介したサイトで確認してみてねー!

QRコードを閉じてから、グラフ右上ボタンをクリックするとデータを選別できるよ!

 

■発生別(発生時間・気温差)分布のブラフを確認されたい方はこちらのサイトへ

(https://egao39.web.fc2.com/web/mirage_1.html)

 

■対象(方向)別(方向角・気温差)分布のグラフを確認されたい方はこちらのサイトへ

(https://egao39.web.fc2.com/web/mirage_2.html)

 

■規模別(風速・気温差)分布のグラフを確認されたい方はこちらのサイトへ

(https://egao39.web.fc2.com/web/mirage_3.html)

 

 

■下記、小樽側の3次元グラフィックスに相当するものをマウス等で動かしたい方は、こちらのサイトへ(https://egao39.web.fc2.com/webGL/index.html